KUMON グループは、環境方針に基づき、事業活動に伴う環境負荷の把握と低減活動を推進するとともに、森林保全促進に向けた取り組みを行っています。
2024 年度も引き続き環境に関する基本行動として、KUMON グループ全体で電気使用量および紙使用量の削減、 古紙リサイクル量の拡大に努めました。
くもん出版でも、すべての社員が多様な働き方で、価値創出・生産性向上を実現していく取り組みとして「働き方創造」を推進、リモートワークを活用した働き方やオフィスの照明の LED 化、また物流センターでは電力デマンド管理の実施など、電気使用量と CO2 排出量の削減につながる活動を行っています。
2024 年度の環境データは、2023 年度比で電気使用量と CO2 排出量が 102.9% となりました。 また、紙の使用量も 128.6% と増加、古紙リサイクルは物流センターでのダンボールのリユースを積極的に実施し 95. 8% となりました。
くもん出版環境データ
2020年度 ~ 2024年度
1.省エネルギー
電気使用量 (kWh)

CO2排出量 [t-CO2]

※KUMON グループの温室効果ガス排出の大部分は、電力の使用に起因するものです。そのため、電気使用量からの算出となっています。
2.省資源
紙使用量 (枚)

※紙購入量を紙使用量として算定しています。
3.リサイクル
古紙リサイクル量 (kg)

環境への取り組み
《 活動事例 》
環境に配慮したモノづくり
商品の緩衝材の見直し
新発売の知育玩具「つみつみスロープ」では、他の類似商品では擦過痕がつかないよう各パーツをビニールに包んでいたところを、箱にぴったりと収まる状態にしてビニールの個包装を省きました。併せて、説明書用のビニール袋も廃止しています。


各パーツを箱にぴったりと収まる状態にしてビニールの個包装を省きました。
併せて、説明書用のビニール袋も廃止しています。
返品などの本やパッケージ不良の文具・玩具の廉価販売
そのまま良品として販売することができない、カバーの汚れやパッケージに傷がある玩具などを廉価販売する試みを始めました。
今まで不良品として廃棄していた商品を安価に提供することで廃棄品を減らすことができるようになります。

段ボールケースのリユース
今まで、問屋以外の書店や小売店などの取引先への出荷では、玩具類の段ボールカートンケースは倉庫で一度詰め替えて出荷していました。そのため、カートンケースはその都度リサイクルとなっていました。
問屋以外の書店や小売店などの取引先が増加したため、極力段ボールカートンケースをリユースする環境に配慮した工程に切り変えています。

これからも、使用している材料の見直しや軽量化、無駄を減らした業務など、より環境に配慮したモノづくりを進めていきます。