[あらすじ]
学校ではイケてるかイケてないかが最重要問題という、ごく普通の少女だったケイトは、神様に自分のまわりのできごとを話すことにした。突然弟か妹ができることになった戸惑い、いじめられるかもしれない不安、新しくできた友人との楽しい時間・・・。ケイトは毎日神様に話しかける。そんな時、自分の家に転校生のステファニーを呼びたくなかったケイトは、何気なく神様に「ステファニーが病気になって、来られなくなりますように」と願ってしまう・・・。
[内容紹介]
ケイトの父は天文学者、母は図書館の子ども部門の司書で共働きをしているので、いつもケイトの側にはいられません。ケイトが神様に話しかけることを思いついたのも、ケイトの寂しさかもしれません。しかし、両親は忙しいながらもきちんと娘のことを見つめ、ここぞというところには必ず救いの手を差し伸べてくれる存在として描かれています。「こんにちは、神様」という呼びかけで各章が始まり、日記のようなスタイルで展開していく物語は、いじめや社会問題などの様々な出来事が、主人公の少女ケイトのリアルで生き生きとした言葉で綴られています。病気になったステファニーに、自分ができることは何なのか、そして生きること、死ぬことの意味を考え始めるケイト。ひとつの命の終わりと同時に、ケイトの一家に新しい命が生まれることで、残された者に希望をつなぐことを素直なまっすぐな視点で綴られています。
発売年月:
2009年
07月
在庫状況:
販売中
ISBN:9784774316536
商品コード:38273
NDC:990
判型:A5変型
本体サイズ:縦20.6×横15.5×厚さ1.6cm
重量:360g
ページ数:144
対象:小学中学年から