［内容紹介］

阿梅よ、そなたに、弟妹たちの命をたくすのだ。
そして、わが家系をふたたび世に出すことをたくすのだ。
ちかってくれ。かならずや、みなで生きのびると！

娘の阿梅は、大坂城落城が迫るなかで死を覚悟した父・幸村が口にした言葉に、耳を疑った。子どもたちを敵の武将のもとにのがす、というのだ－。

本書は、伊達政宗が真田幸村の子どもたちを手厚く保護していたことを知った著者が、阿梅という幸村の娘の人生に思いをはせて描いた歴史物語です。

「みちのくに脈々と受けつがれた、真田幸村の命と思いの物語を、みなさんにもいっしょに楽しんでいただきたいと願っています。」（あとがきより）

発売年月： 2016年 10月
在庫状況： 販売中

ＩＳＢＮ：9784774325248
商品コード：34571
NDC：913

判型：四六判縦
本体サイズ：縦１９．５×横１３．５×厚さ２．０cｍ
重量：333ｇ
ページ数：２２４
対象：小学校高学年から