みどころ
「ことばのえほん」シリーズ2作目『かっきくけっこ』は、日本語の50音の面白さをそのまま絵本にしてしまった驚きの作品! “かっきくけっこ”、“ささししすせせそ”、“なーに ぬねーの”。理屈はわからないけれど、これ以上ないくらい“か行”“さ行”“な行”らしさを表わしているような谷川俊太郎さんの言葉。色々な声で読んでみれば更にその表現の多様性に気がつかされます。ただ50音を読んでいるだけなのに!「私達日本人はこんなに面白い響きの言葉をつかって表現しているんだ」と感じることができればこんな嬉しいことはないですよね。 何より谷川さんご自身が楽しんで創られたに違いないこの作品なのですが、その感覚を瞬時に感じ取って表現しつくしている堀内誠一さんの絵は必見です。音の持つ響きやイメージを見事に線と色と形に対応させ、読むものの感覚に訴えかけてきます。そうして、この不思議な今まで見た事のない絵本が完成したのです。(1972年に!)小さい頃からこんなハイセンスな絵本を読める子ども達に嫉妬してしまいそうです(笑)。
ベストレビュー
想像力広がる!
楽しく50音に触れられる絵本です。 堀内誠一さんの色彩鮮やかなちょっとポップなイラストと,声に出して読みたくなる谷川俊太郎さんの文が,本当に楽しくなります! 「あいうえお」こんな絵本からはじめるの素敵ですね。 想像力も広がります!
[内容紹介]
あいうえおを絵にしたらどうなるの?声に出して、体で感じる、あいうえお絵本。詩人・谷川俊太郎とデザイナー・堀内誠一が、1972年に幼児と言葉の関わりを真摯にとらえて作った絵本です。
シンプルで選びぬかれた文章を、親子で声に出して読んでみてください。いきいきとした絵とともに、イマジネーションがどんどんふくらみます。
※本書は1972年にひかりのくに社より刊行された「ことばのえほん2 あっはっは」を一部修正し復刊しました。
発売年月:
2009年
06月
在庫状況:
販売中
ISBN:9784774316246
商品コード:29343
NDC:726
判型:A4変型
本体サイズ:縦20.0×横21.0×厚さ0.8cm
ページ数:24
対象:乳幼児から