ベストレビュー
五十年間米作り、でも五十回しか
農家の老夫婦の稲作への想い。 「五十年間米をつくっている、でも五十回しかつくってなくて、いつも一年生の気分」 という表現がとても印象的でした。 奥さんの体調不良と対比した稲の成長が力強く描かれています。 立松さんの「いのち」シリーズの1冊。 静かなメッセージを子ども達に届けたいですね。
[あらすじ]
山あいの小さな村で、賢治さんはもう50年も米作りを続けています。50年も続けていることなのに、賢治さんはいつも米作りの一年生という気持ちなのです。今年も山の雪がとけはじめる春に、種もみから米作りの一年ははじまります。
[内容紹介]
生命感あふれる自然と、自然の力への大きな信頼をテーマに、人が癒され成長していく姿をえがくシリーズ。過疎、天候不順、奥さんの病気などの問題がその年の賢治さんの身にふりかかります。田んぼには命がみなぎっています。米は人の命も養うし、米そのものがいのちなのです。淡々と、田んぼにとりくむ老夫婦の米作りの一年を通して、自然の「いのち」をえがきます。
発売年月:
2001年
07月
在庫状況:
販売中
ISBN:9784774304625
商品コード:29196
NDC:913
判型:A4判縦
本体サイズ:縦30.4×横21.9×厚さ0.9cm
重量:499g
ページ数:32
対象:小学高学年から
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