2005年12月1日
リトルバンパイアシリーズ特集

名作がソフトカバーで再登場!
バンパイアファンタジーの最高傑作
世界で愛されている傑作ファンタジー。ソフトカバー版刊行でお求めやすくなりました。人間とバンパイアとのふれあいや葛藤を描く名作です。12月下旬発売予定(小学中級以上向き)。
バンパイアが好きになる!?

似たもの同士? アントンと
リュディガーは大のなかよし
(c)ひらいたかこ
映画や本で描かれるバンパイアは、人にかみつき生き血を吸う、怖くて気味の悪い存在です。でもこの本に出てくるのは、すごくかわいい子どものバンパイアです。いじっぱりで、自分勝手ですが、こわがりでどこか憎めないリュディガー。まだ吸血鬼のきばがなく、いつもミルクを飲んでいて、とても愛らしい妹のアンナ。物語では、この2人? とどこにでもいるような少年アントンとの友情、恋、葛藤など、さまざまなエピソードを満載しています。読み始めたら、その楽しさにぐんぐん引き込まれ、バンパイアの大ファンになっているかも知れませんね。
親友はバンパイア!彼女もバンパイア!?

アンナはアントンが大のお気に入り。
(c)ひらいたかこ
物語は、リュディガーが、突然アントン少年の家を訪れるところから始まります。バンパイア物語を読むのが大好きなアントン少年も、いきなりの本物のバンパイア登場にビックリ! 恐怖におののくアントンですが、程なくリュディガーとすっかりなかよしになります。それからはお互いに反発し、喧嘩をしながらも、相手のことが気になり離れられない間柄となります。住みかから追い出されたリュディガーを、必死でかくまうアントン。吸血鬼をかぎまわる人間につかまったリュディガーを、間一髪で助け出したアントン。恋に悩み、ふられて悲嘆に暮れ泣いているリュディガーの後ろ姿、そしてそっとなぐさめるアントンの姿に思わずホロリとくるシーンもあります。
いつも騒動ばかり起こすリュディガーですが、アントンへ優しい心づかいを見せるときもあります。一方のアンナは、アントンのことが大のお気に入り。アントンを陰になり日向になり、助けようとします。アントンとアンナの会話はとても微笑ましく、思わず2人を応援したくなります。親友はリュディガー!彼女はアンナ!魅力的な主人公のいろいろな活躍が、たちまち読者を魅了する物語です。
個性的なキャラクターが勢ぞろい!

力持ちのルンピ。長く、きれいな爪が自慢。ドロテーおばさん。アントンが一番恐れているバンパイア。
(c)ひらいたかこ
個性的な人間やバンパイアも、各巻多数登場します。バンパイアの存在をまったく信じない両親。アントンは、両親とバンパイアの間で独り気をもみ、苦労します。ドロテーおばさん、力持ちのルンピ、恐怖のザビーネ、気みじかのイエルク、魅惑のオルガなど見るからに一癖あるバンパイアもずらり登場。そのバンパイアたちを葬り去ろうと、肌身離さず白木の杭とハンマーを持ち歩く、バンパイアの天敵墓守のガイヤーマイヤー。バンパイアの居所をかぎまわり、執拗に追いかけまわすカギマワールマン。その他にもたくさんのキャラクターが、個性を思う存分発揮しています。
アントン、リュディガー、アンナと彼らとの関わりも、この物語を大いに盛り上げています。
5巻までの内容を紹介します

1巻 リュディガーとアントン
アントンが、夜、
ひとりで留守番をしていると、窓に人かげが!
血ばしったふたつの小さい目、しみだらけの黒マント、
そして、まっしろにひかる、短刀のようにするどい歯。
はたして、その正体は……。

2巻 地下室のかんおけ
リトルバンパイアのリュディガーが、
アントンの家の地下室にやってきた。
しかも、かんおけもいっしょに。
アントンは、リュディガーをかくまい、
両親が地下室にはいるのをひっしでくいとめるが……。

3巻 きけんな列車旅行
リトルバンパイアのリュディガーが、
アントンの旅行先にこっそりついていくことになった。
だいじなかんおけをはこぶため、
列車にのったリュディガーとアントン。
ふたりは、ぶじ、もくてきちにたどりつけるのか!?

4巻 モンスターの巣くつ
アントンの旅行先についてきた、
リトルバンパイアのリュディガーは、
なれない農場ぐらしで、“たまご事件”をおこしてしまう。
異変に気づいた村人たちがさわぎだし、
犯人さがしがはじまった!
吸血鬼狩りからリュディガーはにげきれるのか!?

5巻 魅惑のオルガ
トランシルヴァニアのお城から、
うつくしいオルガがやってきた。
リトルバンパイアのリュディガーはオルガにひとめぼれ。
なんとかオルガにふりむいてもらおうとするが、
オルガはアントンのことが気にいって……。

“創り手”のメッセージ
刊行以来20年近く愛読されて続けてきた「ちびっ子吸血鬼」シリーズが、中身の魅力はそのまま、装いを新たに再登場します。訳者の川西芙沙さんからのメッセージをお届けします。
バックナンバー
これまでの掲載記事を読むことができます。