2005年8月1日
子どもがかいた絵本特集

子どもの創る世界が絵本に
2000年より始まった「おはなしエンジェル子ども創作コンクール」。その中から、絵本になった作品をご紹介します。子どもらしい感性、驚くような文章力の作品ばかりです。同じ年頃の子どもたちが作ったお話に、お子さまも親近感が持てるでしょう。ぜひ、親子でお話しながらお楽しみください。
今回は「けんちゃんともぐりん」「さあちゃんのぶどう」「川の中で」「百年たってわらった木」「ようかいオジジあらわれる」を紹介します。
けんちゃんともぐりんの水中大冒険!

水もぐらと泳ぎの特訓!?
最新刊、2004年度幼児・小学生低学年の部の最優秀賞受賞作品です。
水にかおをつけられないけんちゃんは、プールもおふろもきらい。ある日、おふろにはいっていると、おゆの中に水中メガネをしたもぐらを発見! 水もぐらのもぐりんはくさーいおならをして逃げました。怒ったけんちゃんが、思わずおゆの中にもぐって追いかけていくと、いつのまにかそこはまぶしい海でした。
作者の薄井理子さんは、物語を書いた当時小学1年生。水がきらいな弟さんに水にもぐれるようになってほしいという気もちで書いたそうです。
さあちゃんのぶどうを食べたのはだれ?

あまーいぶどう、みんなにも分けてあげるよ
さあちゃんはぶどうが大好き。庭のぶどうが、大きくあまくなるのを、ママと毎日毎日待っていました。ところが、食べようとした日、ぶどうはだれかに食べられてしまって‥。
作者・みのしまさゆみさんは当時4歳。庭のぶどうが鳥に食べられてしまったという実際の生活体験をもとに、お話を作りました。かわいい動物たちに対する幼いさあちゃんの思いやり、やさしさが伝わってきます。2000年度幼児・小学生の部最優秀賞作品です。
川の中で石が大かつやく

川の石が日記をつけてるよ
川の中で目を覚ました石。気づくと、周りには小さな丸いつぶがたくさん! つぶの中の二つの点てん。石は、「点てんこわい」と日記に書いて、またねむりました。次に目が覚めると、小さなつぶがはじけて、かわいいサケの子どもたちがとびだしました!
サケの一生を、川の石の目線から描いたユニークな物語です。独創的なアイデアと表現力で、石とサケたちの交流をおもしろく語ります。2001年度の幼児・小学生の部の最優秀賞作品です。
ありのままの自分がいちばん!

かっこいいのにどうして友だちができないの?
森の中に百年も立っている木がありました。木はかっこよく見られたくて、ずっと枝をぐんと上にのばしていました。
でも、こんなにかっこよくしているのに、誰も寄ってきてくれません。友だちができず、さびしくてたまらない木は、枝をうなだれてしまいました。すると、木陰に次々と動物が集まってきたのです。
無理をしないで、自分らしく生きることのすばらしさや大切さを伝えるお話。2002年度小学生高学年・中学生の部の最優秀賞作品です。
まだ起きてるのはだれだ〜

きみのうちにもようかいオジジはやってくる?
早くねないとやってくるようかいオジジ。顔がピエロのように赤くて、手足はふにゃふにゃへろへろ。ぼくとかなちゃんは、隠れながらも笑ってしまいます。するとようかいオジジが近づいてきて、さあ大変。ひげじょりじょりこうげきとチューこうげきが始まります。ようかいオジジの正体は…。
よっぱらったお父さんと、家族との温かいきずなが伝わってくる絵本。2003年度の幼児・小学生低学年の部最優秀賞作品です。
おはなしエンジェル子ども創作コンクールとは?
2000年の子ども読書年を記念して、子どもたちにお話をつくる喜びを味わってほしいとの願いから、日本児童文学者協会・日本児童文芸家協会の2つの著作者団体が主催し、日本公文教育研究会が協賛して実施しているコンクールです。今年も7月20日から8月31日の期間に2005年度の作品募集をしています。
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