くもん出版トップ > “創り手”のメッセージ > Vol.42「ドリームじいちゃん―世界平和の夢を追い続けて」の著者に聞く!
2008年2月4日
「ドリームじいちゃん―世界平和の夢を追い続けて」の
著者に聞く!

「夢をいっぱいもって、実現の努力を」
2月4日付「教育新聞」に掲載されました著者・千葉杲弘 (あきひろ) さんについての記事をご紹介します。
千葉杲弘さん
大きな夢に向かって……
「夢をいっぱいもって、その実現に向かって努力して欲しい」
「世界平和」という大きな夢に向かって歩み続ける“チバエモン”こと千葉杲弘さんは、今、次代を担う若い人たちに夢に向かって進む楽しさやすばらしさを語るために本を書いたり、講演をするなど多忙な日々を送っている。
千葉さんは、特別な理由がないと外国へは行けなかった61年、パリのユネスコ本部に、国際公務員として渡欧。34年生まれの千葉さんは、小学6年生の時に終戦を迎え、平和のありがたさをひしひしと感じ、ノーベル賞のことを学んで平和のために自分も何かをしたいと考えた。
夢の実現には、基礎学力がたいせつ

『ドリームじいちゃん』
高校時代は、進学希望のアンケートにハーバード大学やケンブリッジ大学に行くといって教師をカンカンに怒らせた。設立されたばかりの国際基督教大学に進んでからは、平和な世界を築くために国際理解教育に力を入れているユネスコを知り、そこで働くことを希望するようになった。
それを口にしたときには、「もっと現実的なことを考えてはどうか」と教授に言われたというが、夢に向かって強い意志を持ち続けた。
努力も惜しまなかったので、なんとか日本ユネスコ国内委員会事務局に就職することとなり、そこでのチャンスを生かしてパリの本部で働くことを実現させた。
こうたどると挫折を知らない秀才のようだが、本人は自らを「決して優等生ではない」とする。「中学時代は劣等生の指定席に座らされていた」そうで、高校時代、外国の大学を志望すると言ったからには英語だけでもやろうと一念発起し、中学1年から高校1年までの英語の教科書を丸暗記し、その英文和訳と和文英訳を繰り返したところ、英語の成績が気がつくとぐんとアップしていたという。
「このとき、基礎を徹底的に身につける重要性を知った」と話し、若い人たちにも「夢をもったらその実現のために基礎を固めることが大切」であると言い続けている。
世界平和の夢を追い続けて

世界平和の夢を語るチバエモンこと千葉杲弘さん
ユネスコ職員となった千葉さんは、まず、アジアの国々の教育に力を注ぎ、60年代後半にはタイのバンコクに赴任するなど、一貫して国外で生活し、90近くの国や地域を訪れ、識字教育や国際理解教育など平和のために活動してきた。
プロフィール
千葉杲弘
(ちばあきひろ)
1934年、東京都生まれ。国際基督教大学卒業後、1961年から91年までユネスコ事務局勤務。その後、国際基督教大学大学院教授、日本ユネスコ国内委員、日本ユネスコ協会連盟理事、世界寺子屋運動委員会委員長、ユネスコアジア文化センター識字協力委員会委員長などを務めた。現在、国際基督教大学COE客員教授。
91年にユネスコを退職してからは、国際基督教大学で教鞭を執り、日本の若い世代の人たちに語り続けている。チバエモンはその学生たちがつけたニックネームで、体型がドラえもんにそっくりだからだという。いまでは同学での教え子がハーバードやケンブリッジに留学したいというときには、推薦状を書いている。
「この大きなお腹の中にはいまも大きな夢がいっぱい詰まっている。世界のすべての地域に平和が訪れ、人々が互いに理解し、尊敬しあって幸せに暮らせる」ことを夢見ている。
2008年2月4日「教育新聞」[発行:教育新聞社]より転載。
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