2006年10月18日
「New はめ絵パズル」製造工場レポート

心をこめた手作業の積み重ねが創る玩具
つまみをつまんで、様々な形のピースをはめて遊ぶ、くもんの「はめ絵パズル」がリニューアルとなりました。今回は制作過程の一部に焦点を当て、玩具制作の舞台裏をレポートします。
倉井プレス工業所にて。

ピースごとに手製のジグを作り、穴を開けます。
ひとりで、1日10,000個!!!
「はめ絵パズル」を手に取ると、まず目に付くのはピースに付けられた青と黄色のつまみではないでしょうか。つまみ自体は玩具の1部品にすぎませんが、つまみの強度や位置が「はめる」という行為に密接に関わってくるので、この玩具のもとといっても過言ではありません。今回はその「つまみ」に注目してみました。
実は、このつまみを紙のピースに取り付けるという作業、1988年の発売当初から、同じ職人さんが担当してくださっています。「そんなの、機械でいっぺんに付けられないの?」と思われるかもしれませんが、小さなお子さまの使いやすさを第一に考えると、1ピース1ピースに緻密で繊細な調整が必要になります。そのため機械での大量生産ではなく、手作業で行うのです。

次にプラスチックのつまみをピースに取り付けます。
この「はめ絵パズル」には「のりもの」「どうぶつ」の2種類があり、それぞれ18ピース、合計36の形状の違うピースがあります。まず、ピースを手製のジグ(治具。部品の位置を決める、型紙のようなもの)に取り付け、穴の位置を決め、正しい位置に穴を開けていきます。次にその穴に合わせて、つまみをはめて、ガシャン。足のペダルを踏みこみます。その数なんと、1日10,000個! 気の遠くなるような数ですが、使う子どもの顔を思い浮かべながら、1つ1つ丁寧に心をこめて作業が行われていきます。

ピースが完成したら、台紙とピースをセットし、箱詰めします(上)。出荷を待つ「はめ絵パズル」。ここから全国の玩具店へ……。(下)
また、このたびのリニューアルにあたっては、旧商品の制作から携わってきた経験上のアイデアを提案され、より精度が高く使いやすいつまみの形状へと、その意見が活かされています。
今回は「はめ絵パズル」という玩具の制作過程の一部をクローズアップしてご紹介しました。このほかにもさまざまな細かな工程があり、多くの人の手が加わっています。その一人ひとりの心をこめた手作業の積み重ねが、くもん出版の玩具を創り上げているのです。
バックナンバー
これまでの掲載記事を読むことができます。