2006年8月1日
「いたずらカメムシはゆかいな友だち」の作者に聞く!

生き物を観察し自分の目で発見する喜び
身近な虫たちの知られざる世界を、温かな目線で紹介する著書が人気の、プチ生物研究家谷本雄治さん。夏休みに向けて虫との楽しい付き合い方を、谷本さんにお聞きしました。
作者の谷本雄治さん

葉の先にとまったテントウムシ
(上)と木の枝と見間違えそうな
ナナフシ(下)
自分の目で“観る”きっかけに
--蛾やクモといった嫌われものの本を
出されたのはなぜですか?
谷本さん:蛾やクモは確かに嫌われていますが、ではどういう虫なのかというと知らない人が多いのです。「毒がある」「人間に害がある」といった誤解を解き、彼らの面白い習性や知られざる逸話など、僕自身の観察から知った素敵な一面を紹介することで、もっと虫と仲良くなってもらおうと本を書きました。
『蛾ってゆかいな昆虫だ!』『8本あしのゆかいな仲間 クモ』につづき、『いたずらカメムシはゆかいな友だち』というカメムシを主人公にした本も新しく出ますが、くさいだけじゃないカメムシの魅力を知ってもらえたら嬉しいです。そして、本を読んで少しでも虫に興味がわいたら、今度は自分の目で観察し、自分なりの発見をすることで、生き物の本当の面白さを体感してほしいですね。

カバの顔に見える?
正体はアオムシ
この夏、お気に入りの虫を観察しよう
--観察の方法を教えてください!
谷本さん:観察といっても、特別な場所に行く必要はありません。虫は意外と身近にいますよ。例えば、学校や公園、神社など緑のあるところで、お気に入りの木を見つけて“私の木”を作りましょう。自分の目の高さのものがいいですね。そこに集まる虫を観察することからスタート。葉の裏をのぞいたり、木を軽くたたいたりしてみましょう。アブラムシやテントウムシ、ハチ、チョウ、ダンゴムシ、カタツムリなど色々な虫に出会えます。
観察に出かける時は、一人ではなくおうちの方や友だちと一緒に行ってください。2倍の発見、2倍の楽しさがあります。観察には、ルーペ(虫めがね)が必需品。あとは「連れて帰って飼いたいな」という時のためにビニール袋を持っていくと便利ですよ。

今度の主役はカメムシ。『いたずらカメムシはゆかいな友だち』谷本雄治/文 つだかつみ/絵(9月刊行予定)
ポイントは、一部分をじっくり観ること
--どんなところに注目したらよいですか?
谷本さん:まずは、見つけた虫の一部分をじっくり観てみましょう。クモの目はいくつ? ミミズのくちはどこ? アオムシの葉の食べ方は? などルーペを使って観察してみます。同じ種類の虫でも個体差があります。その違いを発見するのも楽しいですね。図鑑だけでは見られない、自分だけの虫の友だちを、この夏休みにぜひ見つけてください。
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