2006年3月1日
「ことば絵じてん」の編集担当者に聞く!

子どものことばの世界を大きく広げる
幼児の語彙(い)を効果的に増やす「図鑑」+「辞典」形式の『くもんのことば絵じてん』は、1993年に刊行されて以来のロングセラーです。編集担当者に熱い思いを聞きました。
くもん出版 編集部 益永高之

改訂新版 2007年12月刊行
‘イラストで表現する’ことばの定義
--「ことば絵じてん」はどのように作られたのですか?
益永:子どもの能力のベースとなる‘語彙力’を、できるだけ多く、楽しみながら獲得するには、関連のあることばどうしを一場面のイラストの中で提示する絵じてん形式が最適だと考えました。ことばをイラストで表すには、そのことばが何を意味するのかを明確に定義した上で、目に見える具体的なイメージに絞り込むことが必要になります。例えば、「ベランダ」は誰がどう見ても「ベランダ」の姿かたちをしていて、「ベランダ」があるべき場面に納めなくてはいけない。自分自身がそのことばをどう捉えているのかが顕著に問われる作業でした。
この「ことば絵じてん」の制作に携わってからは、ことばの使い方に、よりこだわるようになりましたね。

ばしょのことば いえのなか
それぞれの場面に合う、ベストなイラストを
--この絵じてんのいちばんのこだわりは?
益永:イラストはベストの品質を追求しました。動詞や形容詞を扱うページでは、動きが表現できるアニメタッチのイラストを、動物などの固有名詞ではより実物に似せたスーパーリアルなイラストを、それぞれ各分野で一流と言われるイラストレーターを総動員して描いてもらいました。
リアルさを徹底するために、水族館を描くイラストレーターには実際に伊勢えびを資料として渡したりもしました。けれど、リアルすぎて怖いイラストではだめ。子どもが見て楽しいイラストであることが大前提でした。また、一場面の中にいくつものイラストを配置するので、ひとつひとつが良いものであると同時に、全体の構図にも気を配りました。また、辞典として弟さんや妹さんにも永く使っていただけるように、丈夫で使いやすい造本にしています。

比率や配置も考慮しています。
スーパーリアルイラスト くだもの
親子のコミュニケーションのきっかけに
--お使いいただくみなさんに、最後にひとこと!
益永:「ことば絵じてん」は、‘ことばの絵本’という感覚で読んでもらいたい。ですので、絵本のように親が読み聞かせできるよう、それぞれの場面をリズミカルに表現したリード文を付けました。注意事項や補足事項を示した‘おうちのかたへ’は、会話を広げる手助けにもなります。
親子で楽しくコミュニケーションを取りながら、ことばの世界を広げていって下さい。
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