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“創り手”のメッセージ

2006年1月5日

「くもんの昔ばなし読み聞かせ会」レポート

昔話の楽しさ、価値を生の声で伝えたい

「子どもとよむ日本の昔ばなし」の刊行を契機に、全国の書店でスタートした「くもんの昔ばなし読み聞かせ会」。今回は大野書店水戸店での読み聞かせ会の模様をレポートします。


語り手の藤井いづみさん。

昔話の楽しさ、価値を生の声で伝えたい

 冷たい空気が手や顔をつきさす、寒い日。心がぽっかりと温かくなる「くもんの昔ばなし読み聞かせ会」が行われました。場所は茨城県水戸市にある、大野書店水戸店です。店内には絵本がずらりと並び、手描きの絵や花で飾られた会場には、2回公演で計38人(子ども6人、大人32人)が集いました。

 絵本や昔話を語られたのは、絵本の共著者でもあり、30年近くお話を語られているベテランの語り手、藤井いづみさん。参加者の中には「私、藤井先生のおっかけなんです」とおっしゃる方もいるほど。


じっと集中して
お話に聞き入る親子。

  「むかし、むかし、あるところに……」ざわめきが静まったところで、柔らかな声が会場を包み、語りがスタート。会場は、あっという間に昔話の世界へ……。

  鳥の鳴き声が楽しい「鳥のみじい」の語りに続いて、絵本『かにかにではれ』『おむすびまてまて』の読み聞かせです。リズミカルな言葉が、耳に心地よく、すうっと入ってきます。

 歌がでてくる場面では手をたたいてリズムを取る子も。ぬいぐるみを使った語り「くまちゃんのおでかけ」では、くまちゃんが動くたびに、あちらこちらで笑顔が生まれました。



シリーズ全12冊が顔をそろえる
店内。

  最後に、童謡「あかいとりことり」を皆で歌ってから、「昔話は人から人へと語りつがれてきた宝物です。量ではなく、質のよいものを、どうぞ生の声で子どもたちに届けてあげてください」と藤井さんが締めくくり、会は終了しました。


大野書店水戸店の阿久津店長&児童書担当冨田さんは
「昔話はいいですね。語りも新鮮で、とても勉強になりました」。

  帰り際、2歳の男の子を連れたお母さんは「こんなに集中して聞くなんて、びっくりです」と感想をもらされていました。

子どもも大人も昔話の世界にどっぷりつかり、豊かな時間を持てた読み聞かせ会となりました。

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