2005年11月1日
「脳を鍛える大人の音読カレンダー」制作担当者に聞く!

編集、営業の連携から生まれた新しい形
大好評をいただいている「脳を鍛えるシリーズ」に、毎日無理なく続けられる、「日めくりカレンダー」が加わりました。企画者・編集者の2人に、熱い思いを聞きました。
くもん出版 営業部 佐藤敦 & 編集部 原健太郎

「脳を鍛える大人の
音読カレンダー」
日々の営業の中で、新しい形が見えた
--刊行されるきっかけは何でしたか?
佐藤:「脳を鍛える大人のドリル」シリーズが好調で、営業先とも「このジャンルは需要が高いから、さらに商品を充実させてほしい」という話になることが多いんですよ。ある時、社外の方と「毎日無理なく継続できるものがほしい」「カレンダー、特に“日めくり”はどうだろう?」という話で盛り上がったことがありました。
その後、家にある日めくりカレンダーから他社のものまで、私なりに検討するうちに、“日めくり”という形態が「音読や計算を習慣化にすることで、脳を活性化する」という目的にピッタリだと思うようになりました。それから自分のイメージをある程度固めて、会議に出したのが始まりです。
原:編集という立場から見ても、いい企画だと思いましたね。
「これはやらなくては!」と。

全文ふりがな付きの大きな文字で組まれています。
365日、読者と作品が出会う場を
--本の編集制作との違いはありましたか?
原:カレンダーという形態ならではの面白さがありました。通常、本は読む時期が読者にゆだねられています。創り手が「この時期に読んでください」とは言えません。しかし、カレンダーでは「この作品をこの日に読んでください」と指定できる訳です。

500編の候補作から、SFやミステリー等、バラエティに富んだ作品を308編選びました。
例えば、新美南吉の『うた時計』は「二月のある日……」と始まりますし、夏目漱石にはずばり『元日』という作品があります。「今日は風が冷たい」「梅がほころんできたな」という自分が肌で感じる季節感を、毎日出会う作品の中に見つけられたらどんなに楽しいでしょう。そして、自分の感覚に寄り添って作品を読むことで、作品世界が豊かにふくらみます。365日、読者と作品との出会いの場を提供しているのだと思うと、大きな責任を感じましたね。

企画者なのに、見本はもらっていません。実は店頭でこっそり買おうと思って。(笑)
編集と営業の連携プレーが生んだ
--この商品に関わった思いを、最後にひとこと!
佐藤:営業という仕事の中にも企画のアイデアやヒントが詰まっている、と実感しました。今後も社内外でのコミュニケ−ションから生まれてくるものを大事にしていきたいですね。
原:新分野の商品だけに、編集と営業が一から連携プレーで作りあげました。これからもお互いの立場を生かし、よりよいものを読者に提供していきたいと思っています。
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