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2007年4月2日
Vol.26『フォルケはチュッとしたいきぶん』

近年その豊かな文化がますます注目を集める北欧、スウェーデン生まれの楽しい絵本『フォルケはチュッとしたいきぶん』。訳者、菱木晃子さんからのメッセージをお届けします。
さく オーサ・カシーン
やく ひしきあきらこ
訳者のことば 菱木晃子

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フォルケは ちいさなおとこのこ。きょうの きぶんは?
この小さな絵本には、いろんなことがつまっています。フォルケのささやかな日常、家族や友だちとの交流、そして、子どもたちが持つまわりのものへの好奇心など……。
初めてこの絵本を手にしたとき、「絵とテキストはとてもシンプルだけれど、描かれている世界はなかなか奥が深いぞ」と感じました。ですから翻訳するにあたっては、原文の軽やかさを日本語で表現することはもちろん、温かみのあるユーモアに富んだ原書の雰囲気を、日本の読者にも最大限つたえたいと考えました。日本語版を仕上げていくうえでの編集者との合言葉は、「シンプル・イズ・ベスト」。読者のみなさんに絵本の世界を違和感なく楽しんでいただければ、訳者としてはようやく「ほっとした気分」といったところです。
ところで、このシリーズには、主人公のほかに必ず出てくる登場人物たちがいます。フォルケの家族(パパ、ママ、おねえちゃん)、おとなりのいぬ、そしてガールフレンドのイリスです。
画家プロフィール
菱木晃子
1960年東京生まれ。慶応義塾大学卒業。
スウェーデンのものを中心に多くの児童図書の翻訳を手がける。訳書に『ちいさくなったパパ』(小峰書店)『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)『地獄の悪魔アスモデウス』(あすなろ書房)など。
どんな気分で目覚めても、家族とともに食事をし、おとなりのいぬとじゃれあい、大好きなイリスと公園で遊べるフォルケ――小さな子どもにとって、これほど幸せなことがあるでしょうか。私自身の経験と重ねあわせてみても、のどかで無邪気に過ごした子ども時代の思い出は、大人になってからも心の宝物でありつづけると思います。この小さな一冊が、みなさんにとっても楽しい思い出の一部となりますように。
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