くもん出版トップ > 絵本のたから箱 > Vol.12『トリフのクリスマス』
2005年12月1日
Vol.12『トリフのクリスマス』

クリスマスのプレゼントを何にするかは、皆の悩みの種! 今回は、保育園での読み聞かせレポートをお届けします。こねずみトリフの冒険に、子どもたちもドキドキ、ワクワク。
さく:アンナ・カリー
やく:まつなみふみこ
読み聞かせレポートinおさなご保育園

拡大
トリフを乗せて、サンタさんのそりが空へ駆け上がります。
「『トリフのクリスマス』を4、5歳児さん合同で読み聞かせをしました。子どもたちはすぐに絵本の世界に入って、耳をすましながら絵に魅入っていました。
トリフの冒険場面は、ハラハラドキドキしながら見ているのが手にとるようにつたわってきます。小さなトリフがネコやキツネやフクロウに食べられたらどうしようという緊張の表情が、なんともかわいい子どもたちです。
トリフが、サンタさんの手のひらの上に乗っている場面にくると、肩の力がすっと抜けていく子どもたちの表情は、ほんわかとしてとってもいい顔をしていました。読み終わると、5歳児のSくんが一言「サンタさんにてがみかこな!」とつぶやいているのが印象的でした。
みんなももうすぐやってくるクリスマスのことを思っているのか、何にもお話しないのですが、ふんわりしたいい顔で余韻を楽しんでいたようです。」
また、参加された保育士さん方から次のような感想をいただきました。
「読み聞かせるとき、おとなが読む速度と同じ速度でストーリーが子どもたちの心の中に入っていける絵本ですね」そして「子どもたちは、自分たちがクリスマスの前の夜を思い出してお話の中へ参加できます」「食べるものを持ってトリフが冒険に出かけるとき、子どもたちは心配顔でお話の中に入ってくると思います」「ラストのハッピーエンドにどんなに子どもたちはほっとすることでしょう」と、聞き入る子どもたちの様子には、手ごたえを感じておられたようです。
著者プロフィール
作:アンナ・カリー
イギリス、ノーフォーク州生まれ。シリーズ第2弾に、『トリフのすてきなけっこんしき』(くもん出版)がある。
訳:松波史子
岡山県生まれ。奈良女子大学文学部卒。絵本の翻訳に、『トリフのすてきなけっこんしき』『おおきくなりたいちびくまくん』(くもん出版)などがある。
また「読み手のおとなにとっては、こねずみたちのけなげな願いが胸にせまってくる内容ですね」とのこと。トリフについては、「あまりリアルなねずみでもなく、かわいいこねずみです」「表情がとてもいい。こねずみの目線と指先、しっぽになんともいえない表情があって、見ていて笑みがこぼれます」など、魅力を語っていただきました。
協力:尼崎市「おさなご保育園」
バックナンバー
これまでの連載記事を読むことができます。
